イングリッシュローズについてENGLISH ROSE
イングリッシュローズ

イングリッシュローズとは

イギリスの育種家デビッド・オースチンによって開発されたモダンローズ(現代バラ)とオールドローズの長所を掛け合わせたバラの総称です。
よく聞くカップ咲き(咲き方の一種)のバラを指すわけではありません。


理想のイングリッシュローズ

花の形、香りの豊かさ、自然な樹形、心惹かれるもの、とりわけ、祖先のオールドローズの特徴を受け継いでいるのに加えてそのバラ固有の魅力を備えていること、これらの条件を備えていることがイングリッシュローズの理想です。


イングリッシュローズの来し方

1900年代、世界でバラの育種開発が進む中、花持ち優先のモダンローズに矛盾を感じたイギリスでは、”香りを主とするオールドローズの存在を失ってはいけない”とモダンローズとオールドローズを融合する考えが広がってきました。その中で頭角を現したのがデビッド・オースチンです。
彼は、1961年、モダンローズの花持ちやボリュームと、オールドローズの強香な香り、という双方の長所を併せ持つ新世代のバラを生み出しました。
イングリッシュローズの誕生です。
そのバラはガーデンローズとして、世界中のバラの愛好家はもちろん様々な人に愛され普及していきました。
その後、2000年頃に、これらのガーデンローズを切花とする新たなスタイルの提案が行われました。花業界の流れの中で注目が集まるようになり、婚礼需要を中心にフェアビアンカやアンブリッジローズ、イブピアッチェなどといった特徴的な形のバラがよく使われるようになります。この頃より、デビッド・オースチンもまた、より花持ちがよく特徴的な花の形の、切花専用のイングリッシュローズの開発に情熱を注いでいきました。デビッド・オースチン・ロージズ社は1969年に創立され、イングリッシュローズの開発/販売を行っております。


ル・ループでは

そして現在、日本国内では2名のみが、イングリッシュローズを生産するライセンスを保持しています。彼らは現在、切花専用のイングリッシュローズ11品種を育てています。
ル・ループではイングリッシュローズを上記生産者の1名「杉本バラ園」から直接仕入れております。スタッフが直接出向いて持ち帰り、丁寧に水揚げして、よりフレッシュで状態の良いバラでお作りしています。