”なにとなく 君に待たるるここちして 出でし花野の夕月夜かな”
(与謝野晶子『みだれ髪』)
ル・ループショップ店員のyukiです。
もうすぐ「お月見」ですね。今年の中秋の名月は9月17日だそうですよ。
そんな美しいお月様に気持ちを託して恋や愛を伝えたいと思うのは、今も昔も変わらない気がします。
夏目漱石が英語教師をしていたときの有名な逸話があります。
生徒が ” I love you ” の一文を「我君を愛す」と訳したのを聞き、
「日本人はそんな直接的に言わない。そこは『月が綺麗ですね』とでもしておきなさい」
創作されたエピソードだったとしてもロマンティックな気持ちの伝え方ですよね。
文学ネタ好きのカップルなら、やはりここは『わたし、死んでもいいわ』と返してもらいたいところです。
”宇宙船はまだ先だけれど
そこに辿りつけるまでの間
僕の左手を握っててくれますか?”
(ぼーかりおどP『1/6』feat. 初音ミク)
いつもならば「プロポーズの気持ちは花言葉に託して」と言いたいですが、
この季節はお月様に代弁してもらうのもおすすめですよ。
”In other words, please be true In other words, I love you”
(”Fly Me to the Moon” Bart Howard)
yuki